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愛していると言ってくれ

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庭で見つけた春の便り。
昨日とはうって変わって朝からどんより。寒い雨の一日でした。
どんよりな気分に拍車をかけていたのは、昨日から流れている中三生の自殺のニュース。
なんで死ななきゃならないんだ!親がどれ程つらい思いをすると思ってんだ!
と朝からニュースを見て憤っていたのだけれど、仕事に行く途中のラジオで安藤裕子の歌を聞いて思い出した。

     あなたに触れて 
     許されたから

そう、子供を産んで初めて許されたと思った。
生きることを許されたと思ったこと。
ああ、そうだった、私はこの子に会うために生まれてきた。生きていていいんだ。
ってそう思ったこと。

10代のうちは、常に死と隣り合わせだったこと。
自分は生きていく価値のない人間なのだと思っていたこと。

それでも死の誘惑に打ち勝てたのは、親への思いだった。
悲しませちゃいけない、ただそれだけで生きていた。

死にたくなる原因は常に親にあったのにね。
それでも親のために生きなくちゃと思っていた。

親になってから、子供の育て方って、本当に勝手に親が決めていくんだなって改めて思った。
子供の意向なんておかまいなし。全て親が決めていく。
泣いたら抱く?赤ちゃんは泣くのが仕事?だから少々放っておく?
そんなことも親の勝手で決められる。親の気分次第。

百通りもある子育ての方法があるとしても、
私は、子どもには、これだけは伝えたいと思った。

     あなたを愛している

つらい時、死にたくなった時、引き留めるものは、「愛されている自信」だと思うから。
何があっても、私はあなたを愛している。どんなことになっても、私は味方。

それでも、子どもたちは繊細で傷つきやすく、ハラハラすることもたくさんあった。

世の中の人たちに知ってほしい。

     子どもたちはいつも死と隣り合わせなんです。
     うっかりすると、簡単に死んでしまうんです。

だから、いつもいつも言ってください。

     愛している
     私が必ず守るから

オーストリアのシェーンブルン宮殿で浮かれる娘。頼む、一生浮かれててくれ。
愛していると言ってくれ_e0128255_230571.jpg

by queueM | 2016-03-09 23:36 | 思うこと

大好きなバラと3匹のねこと1匹の犬、4つのしっぽたちと暮らす日々。


by queueM
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